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全国の非モテ男子へ、課題図書を贈ります。

宮台真司「絶望の時代の希望の恋愛学」

いや、ほんとに面白かった。

この本は、2012年7月に行なわれたトークイベント「宮台真司の愛の授業2012」の内容をもとにAmazon Kindleストアで発売された電子書籍『宮台真司・愛のキャラバン――恋愛砂漠を生き延びるための、たったひとつの方法』を再構成し、大幅な書き下ろしを新たに加えて書籍化したものです。

「恋愛学」とはいうものの、その殆どはナンパの話なんです
著者の宮台真司さんって社会学者さんですから、ナンパも論理的にお話されるんですね
それにしてもご立派な職業ですから、そのご自身がナンパしていただなんて予想だにしなかった(笑)
ここからしてもう面白い。

水野愛也の「LOVE理論」的な恋愛ノウハウ本かと思ったら全然ちがうのでびっくりしました
でもこれは非モテ男子の教科書とも言える、非常にタメになる本です
穴が空くまで読んでください。

東大は性的なカオスだった
 
僕は82年に大学を卒業しましたが、大学もカオスでした。先生と生徒の恋愛は当たり前。フランス文科では高名な先生がコンパで学生をお持ち帰りすることもあって、社会学科にも聞こえてきました。
このあとの一文も衝撃的です
もはや18禁ですね

デートの前に相手のリサーチをしているか?



まぁとにかく、男が、女の子の趣味に話をぴったり合わせていくと、「この人こんなに趣味が合う~!」って変性意識状態に入ってしまう女の子が、とっても多いんです

初心者でも実践できるテクニックだから、男子は試してみてください(笑)
女子は、これはどんな男子でも実践できる簡単なテクニックだから、そんなものに引っかからないように注意してください

ナンパってテクなんですよね
それで、ナンパごときでもこんなテク使っているのかとびっくりしちゃいました
相手の趣味に話を合わせるって「普通の人」にはなかなかできないんです(じょなみ調べ)
これは必須科目だと思うんですけど、「普通の人」はデートの店とかその後のことに気が行って肝心の相手のことが頭にない。
この日に会いますよ!!!って分かっているのに全然お勉強してこないのが一般男性・・・もとい素人男性です
1日たりとも人生を無駄にしたくないわたしは、この人と会う!と分かったら割りと徹底的にリサーチしますね
取材と同じで最低限のマナーだと思うのです。デートとは接待です。
相手を楽しませて話を聞き出してなんぼです。でなければ目の前の食事はおごってもらえないし、次につながらないのです。

で、女性側として最低限の護身術としては「この人ないな。」と思った時点でそうした努力を辞めなければなりません
お情けで付き合ってあげちゃうと厄介なことになるのでマジで注意。

しかし相手に合わせる恋愛は負けである


スティーブジョブスに学ぶナンパ
スティーブジョブスが、マーケットをリサーチして「そうか!市場のニーズはこうなのか」と思って新製品を出していますか?有り得ない。彼は「think different」と言うでしょ?
相手に合わせるんじゃない。君が好きなものは知っている。でも僕が好きなものには価値がある。その価値を君にも知らせたい。それは君にとっても価値があるばずだ。だいいち君を幸せにすることは間違いない、というふうに伝える。そのことが、重要なんです

つまり人間的に魅力の無い人はモテなくて当然なのです。
どんなに自分の趣味にぴったり話を合わせてくれても、合わせている限りは薄っぺらくて、人間的魅力を感じない。
不合格にはならないが決め手はない。だからいい人が現れた時、早々に敗れる存在なのです。
世の中つまらない人が多すぎます。「普通の人」である限り選ばれないと思いますよ。
いつも他人の言いなりで、自分がなくて、あなたの人生でしょ?って言いたくなります
相手のいいように自分を着せ替えて、それってあなたじゃなくてもいいってことですよね?

人並みの経験しかない男性と、100人ナンパしてますという男性
人間的にどちらに興味をそそられるかと行ったら後者なんですよね、わたしは。
2つの選択肢があったら、ちょっと危険な方に行きます。危険を侵さないと見れない世界がそこにはあるからです。普通の生活をしているとこのカタルシスはわからないでしょう。それはそれで幸せかもしれない(笑)

ナンパ師が言う、こんな男はやめておけ!3箇条

男性と付き合う前に3つの基準でスクリーニングする

①過去の男体験を話そうとすると耳を塞いだり切れる男を、切り捨てる
②君にその服は似合わない、髪型が合わないと、文句をつける男を切り捨てる
③何かというと母親を持ち出す男を切り捨てる
そうやって切り捨てられる男にはさらにいくつかの共通傾向があります。異様に嫉妬深く、異様にしつこい場合が多いなどです。そして昨今で言えば、そういうやつに限って、だいたいがAKB好きなんです(笑)

1.過去の、というか現在進行形の恋愛話をすると決まって説教されるので、もう何も教えてあげないことにしています
恋話をさらすことで恋愛対象外であることを婉曲に伝えるわけですが、相手からお説教をくらうことで更に距離は開いてゆく・・・・誰も幸せにならないのだと思いました
恋愛の初期段階ではとくにご法度かもしれないですね
付き合い出してから敢えて過去の男体験を晒して、相手が切れるような器の小さいやつか見極めるってのも良いかもしれない

2.メイクとか体型とかやたら口出しする人は顔面を神木隆之介に整形してきてからものを言えと思いますね
わたしなら100万倍の罵詈雑言でお返しします
女性を自分のアクセサリーか何かと勘違いしているような人とはめんどくさいので切ったほうがいいでしょう

3.マザコンは論外ですよね。ずっとお母さんにパラサイトしてればいいじゃんって思う。
同時に親と同居推進派も論外です。核家族として平穏無事に暮らしたい。

で、この3箇条を男性側が主張している点がとっても革新的で面白いですよね
もっともっと声を大に主張して欲しいと思います!!!

繰り返し語られる変性意識状態


本書では「変性意識状態」というワードが何度も登場します
変性意識状態に入った女の子はナンパしやすいのだそう
これはいわゆる「トランス状態」のことで普通とはちょっと違う、ふわっとした意識状態のこと
久しぶりに都会に来て意識が高揚している、ひとりで旅行に来て非日常に浸っているなどなど
催眠術でもよく使われています

同人アキバ出版さんの作品は催眠術の究極の形
これを見て、催眠術にハマってしまいました・・・

ナンパ師さんは変性意識状態に入っている女の子を見極めて声掛けをするんだとか
そうすると成功率が高い。
ただ待ちゆく女性に声掛けしてるだけではないんですね

とにかく非モテ男子からしたら、こんな世界があるのかよと脳天打ち砕かれること間違いなし

もしコミュ障の童貞男子がカリスマナンパ師にナンパを教わったら
略して「もしドナ」なんて動画も作っているので合わせてお楽しみ頂きたい


他にも「街とまぐわう、街と寝る」っていう概念も面白かったね
地方の女性と寝ることで、その街をより深く知れるのだとか
逆に言えば、その街の女性と寝ていないならば、あなたはその街を知らない、ということになる

昔とっても面白いナンパ師ブログがあって、その人は海外旅行に行ってその国の女とばかり遊んでいるの
海外まで行って何やってんのこの人wと思ったけど、そうかその国をより深く知るための行動だったのか、と思うと妙に納得しちゃうよね
このナンパ師は学生時代が1番輝いていて猛烈面白かったんだけど、サラリーマンになって全然更新しなくなっちゃった。文才もあってすごく面白かったのに。また社会の闇にひとりの才能あるブロガーが飲み込まれたか・・・と思うととっても残念です


▼Amazonで一部読めるよ!



▼今読むとスベりまくってて別の意味で面白い


▼おごられ女子はあちゅうの意欲作

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