Twitterで毎週日曜日の21時から「会計クイズ」なるものをやっています。
▶大手町のランダムウォーカーさん (@OTE_WALK) / Twitter
今回はその会計クイズが書籍化!
世界一楽しく決算書が読めますよ。
書籍化にあたり、様々な立場の人が会話形式で会計クイズを解いていくという構成になりました。
会計クイズの面白いところは「ディスカッション」だと思うのです。
様々な立場の人がいろんな切り口から1つの事象を紐解いていく・・・
そんな会計クイズの醍醐味であるディスカッションが、この本には詰まっています。
会計クイズでは実際の企業の決算書をもとに3択くらいで答えを当てます。
正解はどれも論理的に考えれば導き出せるものばかり。
絶対これは正解だろ!と思っていても、実はまさかの大どんでん返しがあったり・・・
その意外性がまたおもしろさの一つです。
これまで会計の本といえば、財務3表の用語説明や、各数字からの〇〇率の出し方などにフォーカスしていて、なかなか敷居の高いものでした。
そしてそうした数字とのにらめっこはつまらないものです。
しかし本書は読み物としても面白く楽しく書かれているので、株式投資初心者や、小中高生などにもおすすめできます。
「クイズ」という切り口だからこそ、間口が広がって、いろんな人が楽しめる本になっています。
わたしは特にびっくりだったのはコストコのビジネスモデル。
会員費で売上の70%を稼いでいるというのです。
コストコの年会費は4000円なのに・・・それだけで半分以上もまかなえているなんて驚きじゃないですか?
月額にしたら大した金額ではないし、なんならわたしは非会員ですよ。
一体何人くらい会員がいるのだろう・・・?と思いました。
コロナのせいで、しばらく営業できなくても強いビジネスモデルですよね・・・?
コメダやセブンイレブンのフランチャイズというビジネスモデルも驚きでした。
楽天やアマゾンの比較も面白かったです。
コラムの「前澤さんはあんなにお金を配って大丈夫なのか?」というのもタイムリーであり、かつ身近で面白かったです。
本書の内容は「会計クイズ」のHPや
▶会計クイズ | Funda
noteにてチャプター2が試し読みできたりします。
▶【ためし読み版】世界一楽しい決算書の読み方 〜損益計算書編(P/L)〜|大手町のランダムウォーカー|note
本書に収められたクイズの中には何度も間違えてしまうような引掛けもあり
何回読んでも楽しめる内容です
▼アマゾン
大手町のランダムウォーカー
KADOKAWA
2020-03-28
▼楽天
会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方 [ 大手町のランダムウォーカー ]
ちなみに著者である「大手町のランダムウォーカー」さん
名前の元ネタは有名な本「ウォール街のランダムウォーカー」かと思われます
投資界隈では「〇〇のランダムウォーカー」というハンドルネームをよく見かけますね。
編集